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2014年1月24日 (金)

正月旅行:指宿~知覧~桜島(前編)

 なんか一月ももう一週間しか残ってないんですけど、なんで(^-^;。昔から一月は去ぬ、二が(以下略。
というわけで今年の年末年始は両親と鹿児島方面に行きました。画像は錦江湾に浮かぶ初日の出。

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 30日から2日にかけての三泊四日鹿児島旅行。今回は三泊とも宿を変えての移動です。京都に居る私は新大阪から鹿児島中央まで、つまり山陽新幹線と九州新幹線(の鹿児島ルート)を端から端まで「さくら」に乗って直通移動してきました(実家の両親とは姫路で合流)。鹿児島にはその昔、学生の時に確か「特急なは」で行った事があるのですが、その時の記憶と比べたらいや~早い早い。新大阪からでも4時間程で着いちゃいますからね。便利になったなー、とばかり言ってられないのは、よくよく考えたら日帰りできる距離になっちゃった、って事でもあります。一つ手前で「は~これが川内川か~。秋には那珂の碑にも手を合わせたし、こうなったら富山も行くしかないなぁ」とか車窓を眺めつつ思う間にかつての西鹿児島、今の鹿児島中央駅に到着したのが昼ごろ。昼食用の弁当を買って、今度は初日の目的地・指宿行きの観光列車、指宿枕崎線の特急「指宿のたまて箱」に乗り換え。

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 実は余り詳しく調べて切符を手配していた訳ではなかったので、乗車前に列車の屋根からミストが噴出したときにはちょっと驚きましたが、そう言えば白黒の車両はテレビでちらっと見た事があったなぁ。我々が乗り込んだのは写真のベージュの列車でしたが、見た目は古そうなディーゼルでも内装は小洒落た木目調に改造されていて落ち着いたデザインの展望車。旨く海側の座席だった事もあって指宿までの移動を堪能できました。ただ路線そのものは田舎のローカル線故か、車輌の揺れは結構でしたけど(゚ー゚;。

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 車中より左手に臨む桜島。車内では絶景撮影ポイントのアナウンスや記念品の販売、車内記念撮影のサービスなど、道中の一時間弱を飽きさせないサービスがいろいろ仕掛けられてましたが、一番驚いたのは女性車掌さんが我々の横を通り過ぎる時に、我々の広げた弁当をみて「あっ、○○ですね」とその商品名を口にしたこと。確か私も好きですとかなんとか・・・なんだか営業精神にちょっと脱帽(笑。
 そんなこんなで指宿駅に着いたら迎えの車で「旅館月見荘」さんへ。指宿に来た主目的は母のリクエストで砂蒸しに入る事だったのですが、「月見荘」さんはその砂むし会館のちょうど道挟んで向かいの宿だったので実に好都合。着いて荷ほどきするや入湯。

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 目安としては10分位との事でしたが私は頑張って20分くらい砂の中にもぐってました。去年行った別府よりも暖かかった印象で、宿に戻った後も体の芯がホカホカしてました。そして夕食には薩摩の焼豚足、伊勢海老の味噌焼き、錦江湾のきびなご、養殖の盛んなカンパチ等など、郷土料理の会席を堪能。

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 翌31日はタクシーを頼んで知覧に移動。目的地は平和会館と武家屋敷群です。知覧へは基本的に自動車で行くしかなく、一応バスは在った筈ですが本数が限られていますので、マイカーでなければタクシーを手配するしかありません。確か指宿からは1時間弱くらいだった筈ですが、来てくれた運転手さんが歴史に明るい方で道中退屈せずに移動できました。運転手さんの勧めで道中ついでにいくつか歴史にちなんだ場所に寄り道。画像は生家跡近くの海岸に建つ於一こと後の天璋院篤姫の銅像。

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 そして知覧特攻平和会館へ。

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 私の個人的な目当てはやはりココです。一年前に行った大刀洗とも縁のある旧陸軍飛行場跡地です。目玉は三式戦、四式戦の保存機体と零戦五二型の残骸(と映画に使った一式戦のレプリカ)、そして沖縄戦時に当地を飛び立っていった部隊をはじめとする特攻隊にまつわる文物です。モデラー目線としてはやはり実機展示に目が行く訳ですが、特に疾風の方は私にとって“再会”の相手。実は小学生の頃に一度見学しています。修学旅行時に京都の嵐山美術館で・・・まぁ飛行機マニアブログでもないんで細かい事は書きますまい。ただもしもう一度飛べる状態になれるなら、いっそ再渡米した方が良いかもしれませんな、まったく。
 そしてそれら実機以上に存在感を示す隊員たちの遺書・遺品の数々。この施設は“特攻平和記念館”ですので、当然本来のメインはそちらです。靖国でも大刀洗でもそうでしたが、読んでいると込み上げてくるものが押さえきれなくなります。というか今回は見学の最初のウチしか読んでいられなかったのです、一人で来た訳ではなかったので。

 で、ここから特攻作戦に関して私個人の考えや思いをアレコレ書いてみたのですが、読み返して推敲するうち、そのままココに掲載するのは止めにしようと思いました。中途半端な知識と文章で書く資格が自分に在るのかどうかも判らないし、長々書けばそれだけ読んだ方に誤解を受ける気もしないではないので。ただ、それでも一日本人として簡潔に言うなら、当然ながら戦術としては評価しない(できない)、しかし戦果の有無にかかわらず全ての隊員に敬意と感謝を表したい。この世の全てには表と裏、陰と陽の二つの側面があって、特攻の犠牲にも戦後の我々のための礎となった「功」はあったと信じます。他方、肯定的にも否定的にも特攻の英霊を一言葉の修辞で括るようなことはすまい、最後の覚悟は一つでも、そこに至る葛藤は人それぞれで在った筈だから、とも思います。
 それはそれとして以下は私個人の問題なので今ココに書いておかなくちゃ。今回の知覧訪問でハッキリ自覚した事。私が彼らの遺書を読んで涙が止まらなくなるのは、彼らの境遇に同情し悲しいからだけではない。それはたぶん半分くらい。もう半分は、我が身を振り返って恥入る気持ちが押さえられないからだ・・・ガンバロウ、色々。
 ちなみにこの文章を書いている時点では、件の映画はまだ見に行ってません。「風立ちぬ」は見ましたけど。色々言われているようですが、それらも踏まえて近いうちに行こうとは思いますが。

 そうそう、それと一応このブログの本来の趣旨に即してもう一点、この平和会館ではロビーの物品販売コーナーにプラモがありませんでした。館の方向性上相応しくないという判断なのでしょうか?そういうモノでもないのになぁ。という訳で、

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 しょうがないので年が開けて京都に戻って来てから買ってきましたよ、ハセガワの1/48疾風。特攻部隊機にしようなんて気は全くありませんが(なお知覧の疾風は主として護衛機だったようです)。陸軍の空冷単発機なんて自分の守備範囲のかなり外縁寄りなんですけどね(因みに最外縁は米軍の空冷機で戦後機は国籍問わず基本範囲外)。一応実機見学の記念ということで。

 さて、館外の平和観音に手を合わせて手ぶらで館をあとに、旅としては再びタクシーをつかまえて次は武家屋敷群に移動することになりますが、長くなってきたので続きは後編で。

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