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2013年8月 3日 (土)

Ⅳ号戦車の出演映画:『The Silent Barricade(声なきバリケード)』

 今週は月替わりでメイド記事も有ったので買い物紹介第三弾は小ネタ。戦後間もない49年公開のチェコ映画です。

 20130803

 普段はこういった映像ソフトには余り手は出さないんですが、毎度お世話になって居りますPANZERBOOK.COMさんの入荷紹介を見て即ポチ。理由はただ一つ『生きてるⅣ号戦車が出てる』から(◎´∀`)ノ

 話の筋はPANZERBOOKさんの紹介通り。大戦末期も超末期、もう解放された気になったプラハ市民がお祭り騒ぎをはじめ、トラムがチェコ国旗を掲げて走っている所へ通りかかったSSのPKWが発砲。乗ってた若いお姉ちゃん以下数名が即死して怒った他の乗客が橋の上でトラムをひっくり返してバリケードを作り、対岸側のドイツ軍と対峙。やがて市内で武装蜂起が拡大し、市民とSS部隊との間で戦闘が拡大・・・あとはお決まりの展開です。特にこの人というような主人公がいるわけではなく、主要な複数の登場人物ほかによる群像劇が展開されつつ、最後は赤軍によるプラハ解放でエンド。全編チェコ語+英語字幕っていうのもあるんですが、芝居も演出も古い映画なので、その辺りは取り立てて面白いというほどでもないですし、ラスト五分位の所でライフルの最後の一発まで撃ち尽くして万事休すか!→同時にドイツ軍の銃撃も止む→何事かと思えば赤軍登場wというオチも、思わずうへぇ┐(´д`)┌。ただし露骨にプロパガンダ臭がしたのはこの最後の所だけではありましたけどね。

 まぁドラマとしては正直どうでもよろしくて(とか言ったら怒られるかな?チェコの皆さんゴメンナサイ)、これまたPANZERBOOKさんの紹介通り、目玉は登場する兵器、軍装から恐らくは日用品、街並みまで含めて、ほぼリアルに大戦末期のプラハだってことでしょう。末期の中・東欧市街戦ジオラマのイメージソースとしては十分役に立ちそうな気がします。携行武器はイチイチ書き出すときりがないので割愛しますが、当然ドイツ軍の歩兵装備がそのまま出てきます。度々出てきたパンツァーファウストの弾頭の先っちょに目立つ突起が出ていたのが、果たして戦後の改造仕様かダミーの証か模擬弾頭か・・・という点だけはちょっと気になりましたが。目玉はそのパンツァーファウストに撃たれて炎上するⅣ号戦車J型であります。砲塔正面にキャタピララックの付いた、戦後チェコ軍仕様車が最大1カットで2両。捉えた市民を人間の盾に、ゆっくり追い立てながらバリケードに近づいていくシーンなど、ナチの悪役戦車っぷりを熱演しておられます( ̄ー ̄)ニヤリ。マーキングはノルマンディーの12thSSの車両辺りをモデルにしてるっぽい雰囲気ですね。撃たれて萌え、もとい燃えちゃう方はホントに火つけてますね。ああ、もったいない!!。バリケード踏み潰すところなんてガルパンのピンチBGMが勝手に頭の中で掛かっちゃいました。うわーこんな悪役っぷり、あんこうチームの6番目の選手と同じ奴だとは到底思えないよ!まぁカット数は期待したほど多くは無いんですけどね。ええい、歩兵はいい、Ⅳ号を映せⅣ号を!と言いたくなってしまいますが、しょうがありません。それでも、グリグリ動くモノホンに、Ⅳ号好きとしてはたまらんものがあります。最近はyoutube等で週間ニュースの動画などをタダで観られてたりするようにはなりましたが、古いとはいえ映画として撮られたフィルムですから、その辺と比べたらやっぱり画質はほどほどには良いですからね。
 実はこの映画のⅣ号、大昔買った戦車マガジン社のⅣ号戦車写真集(未だ絶賛行方不明中にて正確な書名判らず。戦場写真集じゃない奴です)の巻末に、“古い映画フィルムに出てくるⅣ号戦車”として数カット紹介されてたんです。そこでは映画のタイトルや詳細は不明としてあったと思います。紙面の写真はスクリーンか何かを直に撮影したような画質の悪いモノでしたが、PANZERBOOKさんの紹介ページを観た時に、ちょうどほぼ同じコマのキャプチャがあったので、一発でピンときました。その本はこの道に入って割と間もない頃に買って、ボロボロになるまで読み込んでた本でしたからね。わざわざDVDを買ってまで確かめたかったのは、そんな個人的なノスタルジーもちょっとだけ関係しています。
 なお、大戦時に撮影された記録フィルムを繋いだ部分を除き、明らかに映画用として戦後撮影された部分に出てくる他の兵器としては、最後にぞろぞろ出てくるお馴染みT-34/85と、対岸の丘からバリケードを砲撃してくる10.5cm leFH18/40が四門。脚がチラッと見えたので/40で間違いありません。また発砲時にリコイルしとらんかったので、こいつらもチェコ軍の倉庫から映画用に引っ張り出してきたものと思われます。他にもソフトスキンがいくつか出てきますが、その辺りはきちんと検証していないのでいずれまた。
 

 ところでこの映画の公開が49年、その前年がチェコスロバキアの赤化した年ということなので、何がしかの意図をもって作られた映画なのでしょうねぇ。その20年後にプラハの春とワルシャワ条約機構軍の進駐が起こる訳ですが、だとすると子供の頃にこの映画を見た人が、ちょうど社会の中核だったころにプラハの春が起こった訳です。そう考えると、また違った意味で興味深い映画かもしれませんね。

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